2009年7月7日火曜日

滞在制作その6 七夕まつり当日

7月7日、七夕の日。

交野市、天の川周辺にて七夕まつりが開催される。

朝から交野市教育委員会の協力を得て、まつりのメイン会場となる水辺プラザの奥に作品を運ぶ。

搬入中に一瞬大雨に降られるが、その後、晴天。


















藤さん、福永くん、越智くん、黒飛くんの4人が川に入って作品を固定していく。

数カ所深いところもあり、思っていたより手間取る。

















作品を設置した後、紙灯籠を星や舟の上に置いていく。

19時20分からの点灯式に合わせて、再び川に入り、ロウソクに火を灯す。

















photo:天野憲仁

2009年7月6日月曜日

滞在制作その5

滞在制作最終日。

少し作業が遅れているかささぎの頭部、亀の甲羅など最後の追い込み。























昨日から増産した笹飾りを、ペットボトルをりんごの皮むきのように切った長もの、胴体を細く刻んだ細工物、それ以外の飾りと種類ごとに分けて3本の笹にそれぞれを吊ってみる。






































ほぼ作品も作り終え、午後からは、余ったペットボトルの整理や掃除。

完全に分類しきれていなかったペットボトルの分別が再開、、、

5年前に比べると、ペットボトルのデザインが増えすぎて、分別作業は非常に大変な作業。

次の現場(水都)のために、ある程度分類して荷造りをする。

2009年7月5日日曜日

滞在制作その4

作業は着々と?進む。

新たな道具も到着し、ヒートガンで龍のひげづくりとディテールを作り込む。





















土、日はお父さんたちも参加。別の校区の中学校PTAの会長さんも参加。

懇親会で出会った地域の方々も、ペットボトルや差し入れをもって入れ替わり登場。









































ペットボトルで作った七夕飾りを笹につけてみる。

透明なので、以外と目立たない。。。

もう少し飾りの量を増やすことに。


7日の七夕まつりまでもうひと踏ん張り。


2009年7月4日土曜日

滞在制作その3

今回の滞在制作では、藤さんのブログでもあるように、「これをつくりましょう!」というワークショップを設定していない。

子どもやお母さん、地域の方々が自由にやってきて、その時々に発生する作業をする。

もちろん、見学に来てくれる人、撮影に来る人、差し入れを持って来てくれる人がいたり。休み時間に手伝ってくれる子もいれば、じーっと見ている子もいれば、走り回って遊ぶ子どもたちもいて、それぞれが関わり方を自分で設定する。


子どもたちが授業で歌の練習をしたり、跳び箱をしている横で、黙々と作業をするというなんとも面白い風景。

いろんな人の期待とほどよい緊張感。

恵まれた環境の中で、着々と作業が進んでいく。




















土台はほぼ出来上がり、ドラゴンの頭部制作にとりかかる。ドラゴンの口、歯をつくる藤さん。


5日目には、交野市の星伝説からペットボトルで星をつくることになったり、

ペットボトルで七夕の笹飾りをつくることになったり。

舞台の下にも作業場が広がっていく。


「最初からこれをつくる、と決めていたら大変になることも、現場に集まっている素材と人、そして状況から自然に発生していくと無理な付加がかからない」と藤さんは話すが、それが成立する現場は稀、、今回は奇跡的と言えるだろう。


見せることを最終目的にしているアートプロジェクトでは、どうなるか分からない活動をどう見せていくか難しい。プロセスをどう共有出来るか。それは、その現場の空間や同じ時間を共有すること。そういう意味では、小学校の中に作業場があるというのは、たとえ作業に参加しなかった子どもたちも、否応なくそのプロセスを共有することが出来る。

特に「いっしょに何かをつくる」ワークショップ形式にしなくても、隣で遊んでいるだけでも、日々の作業はみんなちゃんと見ているのだ。


今回の滞在制作は、関わっている人のそれぞれの思いがいいバランス(綱渡り的に?)でつながって、気持ちのいいエネルギーが充満した現場になっている。