2009年6月30日火曜日

滞在制作2日目

体育館舞台上の作業場も整い、昨日分別したペットボトルを使ってボートづくりが始まりました。

PTAのお母さんたちが朝から来てくれています。

数日前にオリエンテーションがあったばかりの水都大阪2009、藤チームのサポーターも早速参加。























藤さんよりレクチャーを受け、ペットボトルをシリコンで接着しボートの土台をつくるところからそれぞれ作業開始。
分類作業の残りや、ちゃんと洗われていないペットボトルの洗浄も引き続き行います。ペットボトルはちゃんと洗ってなかったり、乾かしてないと、ふたを閉めてしまうので、しばらくするとカビが生えてしまのです。洗ったペットボトルを乾かすのに、お母さんたちがオリジナルの道具も開発。





















コラボレーションアーティストの福永宙くんも現場入り。
ペットボトルと一緒に学校で集めてもらっていたハンガー400本を分類。






















今回は舟をつくることにはなっていたが、どんな舟にするかは現場に入り素材の集まり具合を見てから考える。というのが藤さんの流儀。体育館に来てくれている人たちにも話を聞きながら、子どもやお母さんからのリクエストが多かった亀、七夕伝説にちなんでかささぎ(トリ)そして、水都の最初の頃のプランから登場していたドラゴンをつくることに。かささぎというのは、織り姫と彦星が一年に一度会う時に渡る橋をかささぎが翼を連ねてつくるという伝説から。七夕発祥の地である交野市ならでは。ドラゴンは水神でもあり、藤さんが学生の頃からモチーフとなっていて、水都大阪の最初の頃のプランから登場していたもの。

そして夜は観光協会の会長さんがセッティングしてくれた妙見坂地区のみなさまとの懇親会。宿泊先にお風呂がないという私たちのために、食事会&お風呂に入れていいただくというコース。

2009年6月29日月曜日

地域連携事業スタート!交野市・妙見坂小学校


いよいよ、水都大阪2009に参加する藤浩志「かえるシステム」の現場が始動しました。

水都大阪2009の地域連携事業として、6月29日から9日間、交野市の妙見坂小学校、体育館での滞在制作と、ここでつくった作品を7月7日、交野市で天の川流域で開催される「天の川・七夕まつり」で展示するというものです。
もちろん今回の作品は、8月22日から始まる水都大阪2009の中之島公園会場でも展示します。





















初日は、朝8時半から始まる児童集会にて、藤さんが活動紹介。
その後、小学校や交野市地域のみなさんで事前に収集してもらったペットボトル1300本ほどの分別作業。
約30種類に分類していくという、とてもやっかいで重要な作業。




















PTAのお母さんや子どもたちも参加して、みんなペットボトルにまみれる。
この数年でペットボトルのデザインが異常に多様化し、一見同じでも、微妙にディテールが違っていたりと、どこまで細かく分類するか見極めも必要。

子どもたちの集中力のおかげでかなり分類が進む。
同時に舞台の上ではスタッフが作業場づくり。
体育館では時々授業も行われ、その横で黙々と作業を続けます。

初日ということもあり、七夕まつりを企画・運営する観光協会の方々をはじめ、教育委員会の方、商工観光課の方、そして今晩から宿泊先としてお世話になる交野市長などが入れ替わり立ち代わり来訪。
みなさんに支えられて、なかなか順調なすべり出し。
小学校の柔軟な受け入れ体制も、PTAのお母さんたちや地域のみなさんの協力体制も、かなりすごいです。

そして今夜は、交野市・星のまち観光協会の会長さんのご招待で懇親会。

photo:天野憲仁